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2025.10.09

白鳥神社 秋季大祭 ― 受け継がれる獅子の舞と、地域の絆

1.秋の訪れを告げる音色

香川県東かがわ市の「白鳥神社 秋季大祭」。
この季節になると、太鼓と笛の音が町中に響き、秋の訪れを知らせます。
境内では5つの獅子組が力強い舞を奉納し、その姿はまさに地域の誇りそのもの。
子どもの頃から聞き慣れた音色は、今も変わらず胸の奥に刻まれています。

一方で、こうした祭りの音は、地域の人々にとって「帰ってきた」と感じる瞬間でもあります。
長年続くこの行事は、季節の変わり目を告げる“音の風景”として、今も地元の心に息づいています。


2.続けるという強さ

しかし近年は、人口減少や後継者不足などで、獅子舞の維持は決して容易ではありません。
それでも、「なんとか続けたい」という地域の方々の思いが、毎年の舞を支えています。
たとえば、若い世代への引き継ぎや練習の時間確保など、見えない努力が日々積み重ねられています。

その中でも、祭りの日には懐かしい顔ぶれが集まり、町全体がひとつになります。
だからこそ、この行事は“地域をつなぐ糸”として、今も大切に守られているのです。


3.香川は“獅子舞王国”

さらに香川県は、「獅子舞王国」と呼ばれるほど、各地域に個性豊かな獅子舞が残っています。
獅子頭の形も、舞のリズムも、その土地ごとに異なり、長い年月をかけて受け継がれてきました。
そして、そうした獅子たちが一堂に会するイベント「さぬき獅子舞王国」も開催され、
県全体で伝統を次の世代へとつないでいこうという動きが広がっています。

一方で、地域同士の交流や後継者育成など、新たな取り組みも少しずつ芽生えています。
まさに香川の獅子舞文化は、守るだけでなく“進化しながら受け継がれている”のです。


4.地域とともに、色を残す

最後に、私たち大同染工がある東かがわも、その“獅子舞王国”の一角を担うまちです。
私たちもこの地に根ざす企業として、ものづくりを通じて地域の文化とともに歩みたいと思っています。
そして、変わらず響き続ける太鼓と笛の音のように、私たちの仕事もまた、
時代を超えて次の世代へと受け継がれる“色”でありたい――。

これからも、地域の誇りとともに歩みながら、私たちは染めの力で未来へと色をつないでいきます。

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