大同染工株式会社

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コラム

2021.08.06

はじめまして。

はじめまして。大同染工の比嘉です。

この度、ホームページをリニューアルすることになり、コラムを通して染色のことから日々感じることまで、いろいろな情報を皆さまにお届けしていきたいと思っています。

大同染工は1958年、香川県東かがわ市(旧・大川郡白鳥町)で誕生しました。瀬戸内海に囲まれ、温暖な気候のこの町は、手袋の産地として120年以上の歴史があり、日本国内の生産の90%以上を占める一大産地です。

創業者である私の祖父、比嘉 文治郎は1953年、大阪の染工場から招かれ、この地でアクリル糸やナイロン糸などの合成繊維の染色を広めることになりました。それまでは木綿やウールの染色しかできなかったこの町で、手袋の原料となる「アクリル糸」の染色を主力に創業したのです。

私の祖父は沖縄出身で、祖母が香川出身だったこともあり、この町に快く足を運んだのだと思います。

私が子どもの頃、この町ではほとんどの家が手袋の自営業や内職をしていました。ミシンや編み機の音、裁断機の「ガッシャン」という音が町中に響き渡っていて、学校の帰り道や外で遊んでいると、近所のおじさんやおばさんにおやつをもらったり、一緒に座って話をしたりすることもありました。留守の家はほとんどなく、クーラーのない時代、戸を開け放ち作業するお年寄りたちは外の様子を見ながら働いていて、まるで町全体で子どもたちを見守ってくれているようでした。もちろん叱られることもありましたけど(笑)。

染色について少し触れると、小学校の図工で習った色の三原色「赤・青・黄」を組み合わせることで色を作ります。同じ赤でも青みが強い赤や、黄みが強い赤など、無限に近い色を表現できるんです。それを実際に染め上げるたびに、ワクワクとドキドキが止まりません。

ひとことで「染色」と言っても、とても奥が深く、さまざまな不思議や驚きがあります。このコラムでは、そんな染色の魅力を、皆さまに楽しく、わかりやすくお伝えしていけたらと思っています。

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