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2021.09.14

【混紡素材の染色】一浴染め・二浴染め・異色染め

一浴染め

繊維には様々な素材があり、それぞれその素材に適した染料、染め方があります。
綿100%やアクリル100%など、1種類の素材であれば使用する染料も1種類であるため、1つの染色浴で染め上げることが可能です。こういった1つの染色浴で最後まで染め上げる方法を一浴染めといいます。
例えばアクリル50%/ナイロン50%の混合素材の場合、アクリル側だけを染めてナイロン側は染めない、そんなことも可能です。染色浴はアクリル染料のカチオン染料だけを使用し、カチオン染料でナイロン素材は染まらないので自然とアクリル側だけが染まります。これを片染めといいます。

二浴染め

1つの染色浴で染め上げる方法を一浴染めと説明しましたが、例えばアクリル/ナイロンの混紡糸。アクリルはカチオン染料、ナイロンは酸性染料です。それぞれに色を付ける場合、カチオン染料の染色浴でアクリルを染め、再び酸性染料の染色浴を作ってからナイロンを染めます。こういった混紡素材を素材ごとに染色浴変えて染める方法を二浴染め、3種類であれば三浴染めといいます。素材ごとに染色浴を変えるため、コストと時間がかかります。
実は1つの染色浴で2種類以上の素材を同時に染める方法があります。それが一浴二段染めです。同じ染色浴の中で染料の固着条件を二段階に分けて染色する方法です。例えばアクリル/ウール混紡素材の染色の場合、カチオン染料と酸性染料が必要となりますが、同じ染色浴に2つの染料を入れて2素材を同時進行で染めます。1回の染めで2素材染まるので二浴染めに比べて時間は短縮できます。しかし一浴二段染めが不可能な混紡素材もあり、その場合は二浴染めとなります。時間の短縮にはなりますが、弊社ではお客様のご要望(特に染色堅牢度)に合わせて二浴染めとの染めわけを行なっております。

下の画像は全て同じ混紡素材の染め上がり生地です。混紡されたそれぞれの素材を同色にするか、
別色にするかで随分雰囲気も変わります。

・ソリッド染め(異素材同色)

・異色染め(異素材別色)

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